Aシートに乗車してきました。
ご無沙汰しております。
本日は東方名華祭に向かうため山陽本線を東へむかっております。青春18きっぷを使うのは何気に久しぶりです。昨年の夏コミも冬コミも普通乗車券を買って一部区間で新幹線という技で移動していたため本当に久しぶりです。そうだ、昨年の春以来一年ぶりの18きっぷです。
そして今日はダイヤ改正。国鉄広島の終焉や国鉄岡山の「パワーアップ」、105系の廃車発生などが話題となった中国地方ですが、近畿地方ではおおさか東線の開業や227系1000番台の営業運転開始、梅小路京都西駅の開業、さらには今まさに乗車している「Aシート」サービス開始など、話題が盛りだくさんです。
前置きが長くなってしまいましたが、それではAシートのレビューというか乗車報告を行いましょう。
私が乗車したのは16時10分姫路発野洲行の新快速です。西条を11時27分に出たらAシート列車の30分ほど前に姫路に到着しました。実は事前に「Aシート」で検索しており、朝の一番列車では鉄道オタクで大混雑、何がAシートだというわりと非難のこめられたツイートが見受けられました。新しいものを見に行く鉄道オタクが46名分の座席目指して殺到するとどうなったか、それは皆さん自身で検索してみましょう。私から個別のツイートを紹介することは控えます。
が、実際に乗ってみたところ一番列車じゃなかったからか、列で待っていたのは私で16人目だったようです。もう一つの乗車口もそれほどまっていなかったので、わりと余裕で座ることができました。
もはや何を撮ったかすらわからない
リネンにはAシートのマークも入っています。
座り心地ですが、特急水準の座席を使っているあたりこれまで延々と乗ってきた転換クロスシートとは格段に違い、広い足元、倒せる座席、各座席の肘置きにあるコンセント、Wi-Fiなど座ることができればそこは楽園です。1000円払ってリクライニングしかできない東日本地区のグリーン車とは違うなあと思ってしまいました。ただ、あちらはむしろ新快速以上の混雑に悩まされていること、そもそも登場から15年程度経っていることなどもあるので当然と言えば当然ですが。これは東日本が悪いわけではなく、西日本が気合を入れて投入したのだということだと考えていただきたいところです。
……セントラルライナーもこれくらい頑張っていれば廃止にならなかったのでしょうかね。背景が違うので一概には言えませんが。
で、乗車整理券分の500円払う価値があったかと言いますと、ありました。コスパが良すぎておつりが来ますかね。乗ってよかったです。途中駅からは座りにくそうだという印象があるので私の場合姫路から京都方面に向かうとき以外には使えなさそうです。
欠点というとまだ試行段階だからか野洲までしか来ないところがよそ者には使いづらいです。そもそもが京阪神区間の着席需要を拾うところなので当然ではあるのですが。
気になる点ですが、改造された223系1000番台はすでに登場から20年以上経過しており、それも登場以来新快速の長距離長時間高速運用といういかにも劣化が進む走り方をしており、失敗した場合すぐに切り捨てられる選択です。本当にせいこうするのかというJR西上層部の不安が見えます。まあ、今日乗った限りだと定着しそうな気はしますが平日はどうなることやら。
今後の発展に期待ですね。